2019年6月14日金曜日

1日目 5月21日 羽田→フランクフルト

  フランクフルトには夕刻に着きたかったので必然的に朝の8時過ぎの日本発になり羽田近くに前泊した。夕食はしばらく日本食にはありつけないので、すし屋に行こうと決めていた。しかしこの日は一斉休業日のようですし屋があちこち閉まっている。結局ようやく見つけた回転ずしのようなところで小さなネタが乗った寿司を食べた。

   自転車の運搬についてもミスをしてしまった。いつもは段ボールに入れて事前に空港まで運搬してもらうわけだが、うっかりして運送屋の手配が1日遅れになってしまい、当日の朝までに空港に送ることが出来ないというので、輪行バッグで飛行機に載せることになってしまった。

オストリッチの袋に入れて空港まで運搬






羽田空港でラッピングをしてもらった。1500円 

 航空会社は中国国際航空、自転車などの荷物は有料。海外自転車旅行は数えてみたら11回目になるが、今回初めて有料で11,100円となった。有料か無料かをいつも調べるのだけど航空券が少し安かったのでまあいいかという事になった。帰りも同じ値段だという。
   しかしこの輪行バックでの輸送が、後ほど大きな問題になった。
フランクフルトのホテルで開梱し自転車を組み立てようとしたが組み立てできない。フレームが曲がってしまったようだ。
   また日本に帰国した後にも組み立てて、調べてみると今度はギアのシフトができない。
原因はクランクの付いている50歯の大きなギアが曲がって回転させると振れているのである。また、フレームも自分で万力に加えて修正しようとしたが、素人では余計に悪くしてしまったようだ。
結局近くの自転車店に持ち込むことになった。修理見積もりは35,000円也。

    直行便ならいざ知らず、中国での乗り換えの便での輪行バックでの輸送は非常に危険である。どこの航空会社を使うにしても中国国内での輪行バック乗り換えはしない方がいいと思う。私の場合行きの便だけでなく、帰りの便でもダメージを受けたのである。あるいは梱包に相当注意を払う必要があるだろう。とにかく空港内の荷物を取り扱う会社の扱いがFRAGILEの札など見ていないという事になる。ヨーロッパや日本と根本的に違うという事だ。

    いままで日本国内での航空便輸送はすべて輪行バックだがたいへん丁寧に取り扱ってくれた。海外では危ないと思いあまり輪行バックは使っていないが、過去には台湾への運搬、ヨーロッパではヘルシンキ乗り換えを経験したが、往復とも問題はなかった。




もう一つの大きな問題

 フランクフルト空港に着いて自転車が出てくるのを待っていたが、一向に出てこない。調べてもらったら荷物は北京にあるという。積み忘れたという事だ。次の日の午後に滞在しているホテルに届けてくれるというが、それでは遅いし、明日の朝の便で到着するというので、仕方ないので自分で空港まで出向き自分で取りに行くことにした。

 Fragile扱いの自転車が行きも帰りも傷つけられているし、荷物の行き先制御もいい加減。北京の空港の荷物の取り扱い会社のでたらめさが手に取るように分かった。
 荷物取り扱いの会社は中国の空港ではたぶん大手が独占的にやっていると思われるので中国のどの空港もたぶん同じ。空港だけでなく一般の宅配もたぶん同じであろう。
十数年前中国に赴任した時サービスの悪さに閉口したことがあったが発展を伝えられる今もまだまだだなーという感じだ。

走行距離   0km
宿泊先   Mercure Hotel Airport

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